湿度計のセンサーは2タイプ

日本は高温多湿な気候で、湿気が生活に与える影響が大きい地域と言えます。

食品や紙など取り扱う製品によっては、湿度のコントロールをする必要があり、監視するために湿度計が利用されます。測定器はセンサーによって、その性能が決まります。特に重要なのが測定可能範囲と反応速度です。測定可能な範囲は出来るだけ広い方が良いことになりますが、精度に影響を与える恐れがあるので注意が必要です。

どのぐらいの範囲で、精度はどれぐらいが必要なのか条件を確認しておきましょう。反応速度も重要で、遅いと値が測れないことがあります。特に湿度計は温度や風の影響を受けやすいので、リアルタイムに反応可能なセンサーを必要とすることがあります。

電子式の湿度計のセンサーは、大きく分けると2タイプになります。抵抗式と容量式です。抵抗式は感湿材に吸収される水分量の電気抵抗を数値に変換します。容量式は水分透過電極と電極に挟まれた感湿材に吸収される水分によって変化する静電容量を値に変換します。抵抗式は低い範囲での測定が正確ではありません。また反応速度も容量式に比べると低く、急激な変化に対応できません。このような性能を考えると、抵抗式を選ぶ意味がないように感じますが、小型で配線が細く、安価で作れると言うメリットがあります。設置する場所に応じて適用できるセンサーが異なりますが、交換頻度を考えた場合、コストも重要な条件です。このような場合、抵抗式の適用を検討してみると良いでしょう。
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