HACCPは国際基準の食品衛生管理の手法で、世界各国でも順次取り入れられており日本では全食品業者の3割がすでに取り入れているといわれています。
先進国の中では高い数字とは言えませんが、日本でも改正食品衛生法が2018年6月に可決され2020年頃にはHACCPの義務化が施行される事になりました。東京オリンピック・パラリンピックが開催され多くの人々が訪れる事もあり、政府は様々な取り組みを行い普及活動をしています。
公益財団法人日本食品衛生協会では、HACCPの制度を導入し運用する人の育成を目的とした研修会を行っており、対象となる人を細かく分けて実践的な研修を行っています。HACCPとは、どんな考え方なのかから始まり微生物の基礎知識や一般的な衛生管理等の基礎的な所から学ぶことができます。ある程度知識のある人や管理者は実務管理者として具体的なHAプラン作成や構築、運用等の研修を受けることができ、その後の妥当性確認・検証研修で細かいことを確認することも可能です。
ラインのある大きな食品工場だけでなく、小規模な一般飲食店向けの研修もあり、工場とは異なる店舗での衛生管理の方法や考え方を学ぶことができます。義務化の施行に向けセミナーや勉強会も多数開催されており、HACCP認証協会が認めているコンサルタントもいるので専門家に助けてもらいながら導入する事ができます。コンサルタントは訪問型と遠距離でもWeb上で対話ができるWeb型を選ぶことができ、サポートしてくれます。